東京スリバチ地形入門

皆川典久 著 / 東京スリバチ学会

この高低差が愛おしい…。凹凸地形が奏でる街角のストーリー

定価
880円(本体800円+税10%)
ISBN
9784781680132
JANコード
1920225008003
NDC分類
454
発売日
2016年3月8日
判型
新書判  
製本
ページ数
208ページ
カテゴリー
歴史・地理
シリーズ
イースト新書Q

詳細Detail

  • 内容紹介
  • 目次
日比谷、市ヶ谷、四ツ谷、千駄ヶ谷、阿佐ヶ谷…東京は「谷」に満ちている! その高低差を鑑賞・体感するため設立された東京スリバチ学会。十数年にわたるフィールドワークから導き出された、町の魅力を発見・増幅するためのユニークな視座とは? 暗渠、階段、坂道、湧水、パワースポット、路線など――谷底の物語は知れば知るほど面白い! 散歩を楽しくするさまざまな情報を、会長皆川典久と11人のメンバーが紹介します。

皆川典久(みながわ・のりひさ)
1963年群馬県生まれ。2003年にGPS地上絵師の石川初氏と東京スリバチ学会を設立。谷地形に着目したフィールドワークを都内各地で行う。2012年に『凹凸を楽しむ東京「スリバチ」地形散歩』(洋泉社)を、翌年には続編を上梓。また、町の魅力を発掘する手法が評価され、「東京スリバチ学会」として2015年にグッドデザイン賞を受賞。
はじめに 皆川典久

プロローグ スリバチとは何か?──赤坂・薬研坂  皆川典久(エピソード1〜11も)

エピソード1 パーフェクトな窪地の町──荒木町、白金台、幡ヶ谷
エピソード2 谷町とギンザの意外な関係──戸越銀座
エピソード3 窪みをめぐる冒険──鹿島谷(大森駅)
エピソード4 スリバチ・コードの謎を解け──大久保、池袋
エピソード5 整形されたスリバチ──弥生2丁目、大森テニスクラブ、高輪4丁目
エピソード6 地形鉄のすすめ──銀座線、丸ノ内線、山手線、東急東横線、東急大井町線
エピソード7 肉食系スリバチとは──等々力渓谷、音無渓谷(王子駅)、東武練馬駅
エピソード8 地形が育むスリバチの法則とは?──白金、麻布台
エピソード9 公園系スリバチを世界遺産に!
エピソード10 神と仏の凹凸関係──麹町、清水坂、高輪
エピソード11 スリバチという名のパワースポット──明治神宮、おとめ山公園、清水窪弁財天、 お鷹の道と真姿の池
エピソード12 川はどちらに流れる?──古隅田川、隅田川、利根川 佐藤俊樹
エピソード13 東京の階段をめぐる 松本泰生
エピソード14 私が暗渠に行く理由。 髙山英男
エピソード15 暗渠に垣間見る“昭和”──阿佐ヶ谷 吉村生
エピソード16 小盆地宇宙とスリバチ──若葉町・鮫河橋谷 上野タケシ
エピソード17 幽霊はスリバチに出る──谷中三崎町、池之端2丁目、高田1丁目、十二社通り 中川寛子
エピソード18 地形で楽しむ不動産チラシ 三土たつお
エピソード19 人の目を通して感じる東京──新宿・思い出横丁、広尾‐六本木 浦島茂世
エピソード20 「人工スリバチ」の因縁──ららぽーとTOKYO-BAY 大山顕
エピソード21 スリバチ散歩と地図 石川初
エピソード22 デジタル地図が拡張する地形の魅力 石川初
エピソード23 「東京の微地形模型」と地形ファン 荒田哲史

エピローグ スリバチ歩きは永遠に 皆川典久 195

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