極道の品格 山口組四代目暗殺の首謀者 石川裕雄の闘い

木村勝美

任俠道をつらぬいたひとりの極道を描くノンフィクション!!

定価
880円(本体800円+税10%)
ISBN
9784781671307
JANコード
1920136008000
NDC分類
289
発売日
2015年5月8日
判型
文庫判  
製本
ページ数
304ページ
カテゴリー
ノンフィクション
シリーズ
文庫ぎんが堂

詳細Detail

  • 内容紹介
  • 目次
「自分の信念にもとづき、自分だけの責任でやったこと。部下は自分の命令に従っただけで、責めはすべて自分ひとりにある。この期におよんで逃げ隠れはしたくない」――。史上最大の抗争劇となった山一抗争において、四代目山口組組長暗殺チームを指揮した悟道連合会会長・石川裕雄は、死刑求刑に身じろぎもしなかった。彼の人生には「任俠」の二文字が深く刻み込まれていた。獄中での言葉、組員や友人の証言等から、伝説の極道の生きざまが浮かび上がる。

木村勝美(きむら・かつみ)
1939年、東京都生まれ。ジャーナリスト、ノンフィクション作家。1986年『新宿歌舞伎町物語』(潮出版)で潮賞ノンフィクション部門最優秀賞を受賞。著書に『山口組若頭暗殺事件』『武富士対後藤組』『シノギ』(イースト・プレス)、『さらば山口組』『山口組組長専属料理人』(メディアックス)など多数。
はじめに

第一章 山菱の刺青
父親から学んだ“仁義礼智信”の心
熱狂した山口組と柳川組の抗争劇
山口組四代目に導かれた男・竹中正久
任俠と奉仕を掲げて南友会を結成
代紋の重み

第二章 小西一家若頭斬殺
田岡三代目が描いた跡目路線
不合理を排除した異色の組織運営
遺恨を残した若頭選出問題
掟破りの襲撃
米国留学での空手修行と射撃訓練

第三章 北山組若頭へ昇格
田岡三代目を狙うヒットマン
大阪戦争の勃発
大日本正義団の執念
ヒットマンの無惨な最期
悟道塾の結成と若頭への昇格

第四章 一和会直参へ
トップとナンバー2の死
竹中正久を引きあげる“天の声”
四代目取りへの逆風
分裂間近の迷いなき決断
絶縁状に激

第五章 襲撃前夜
「わしは竹中を殺ろうと思うてる」
二代目山広組の暗殺部隊
二度にわたる襲撃のチャンス
二代目山広組からの要請
ヒットマンの弁解

第六章 四代目暗殺
警備態勢の隙
初めての射撃訓練
襲撃前の最後の宴
運命を変える一本の電話
仁義をかけた銃弾

終 章 極道の品
負けをさとった大胆不敵な逃亡劇
一和会の崩壊
つらぬいた男の生きざま

あとがき

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