人間は瞬間瞬間に、いのちを捨てるために生きている。

岡本太郎

自由に考えて、全力で生きる!

定価
660円(本体600円+税10%)
ISBN
9784781670027
JANコード
1920195006009
NDC分類
159
発売日
2009年5月21日
判型
文庫判  
製本
ページ数
304ページ
カテゴリー
人文・思想
シリーズ
文庫ぎんが堂

詳細Detail

  • 内容紹介
  • 目次
「私は誤解のカタマリみたいな人間こそ、すばらしいと思う」

自らの純粋さを貫き通し、誤解され世の中に敗れ去るをえなかった母、岡本かの子。彼女と運命を共に生きた父、岡本一平。苦悩、孤独、絶望、そして一瞬に煌いた二人の生と死の物語。その他、狂おしい青春と恋愛の日々、過激な男と女論、食べることへの想い、など、岡本太郎の幻の名エッセイ集が初めて文庫版で登場。鮮やかに、ページをめくるごとに、“瞬間瞬間のいのち”が膨らんでくる。
文庫解説:重松清
Ⅰ 母のいのち、父のいのち
女の原点
母の業
童女の呪術
父母の生涯
父の電報
白い手
ヨーロッパのかの子
ユーレイかの子
多摩川
かの子文学の鍵
父の死
さりながら・さればとて

Ⅱ 青春のいのち─パリと恋愛
はたち前後
パリの肌
巴里祭
青春の森
妖獣
マドモアゼル・タローの死
パリの五月に
可愛い猫
パリジェンヌ・ポーレット
ソルボンヌの学生生活
忘れもの

Ⅲ 女と男のいのち
女について
非道徳のすすめ
春画と落がき
男女一体
もしも女に

Ⅳ 酒、煙草、そして食べ物
色気と食い気
酒と煙草のニュアンス
酒のうまさ
食べ物に挑む
鮎の話
ホロホロ鳥
夏の味

Ⅴ わたしのまわりのもろもろ
骨折の記
私の健康法
私と外国語
独り旅
いろはがるた
江戸情趣
残念! しかし
名前・顔・トツ弁
ある理想主義者の話
テレビと私
シンブンシャ
作曲のよろこび

Ⅵ 生き物のいのち
動物との対話
白い馬
太陽の鳥
去った猫
にらめっこ

あとがき

解説 重松 清

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