傷つきやすくて困った人

榎本博明

めんどくさい! には、理由(わけ)がある。
「○○ハラ」だらけのこんな世の中を生き抜く心の処方箋。

定価
947円(本体861円+税10%)
ISBN
9784781650746
JANコード
1920230008616
NDC分類
361
発売日
2016年10月7日
判型
新書判  
製本
ページ数
224ページ
カテゴリー
趣味・実用
シリーズ
イースト新書

詳細Detail

  • 内容紹介
  • 目次
異常に傷つきやすい人がいる。何気ない他人の言動に過剰に反応する。だから周囲は困ってしまう。本人だって、わざと傷つこうとしているわけではない。傷つけばつらいし、できることなら傷つきたくない。本書では、数々のベストセラーを輩出してきた心理学博士が、傷つきやすい人の行動の特徴を浮き彫りにしつつ、その背後にある心理メカニズムを解剖していく。自分は傷つきやすいタイプだという人に対しては自己コントロールの方法を、傷つきやすい人物が周囲にいて困っているという人には対処法を、それぞれ提示する。


榎本博明(えのもと・ひろあき)

心理学博士。1955年東京生まれ。東京大学教育心理学科卒。東芝市場調査課勤務ののち、東京都立大学大学院心理学専攻博士課程中退。川村短期大学講師、カリフォルニア大学客員研究員、大阪大学大学院助教授等を経て、現在、MP人間科学研究所代表。主な著書に『「上から目線」の構造』『薄っぺらいのに自信満々な人』『「みっともない」と日本人』(日経プレミアシリーズ)、『ほめると子どもはダメになる』(新潮新書)、『キレる中高年』(平凡社新書)、『他人を引きずりおろすのに必死な人』(SB新書)など多数。
はじめに

第一章 傷つきやすくて周囲を振り回す人たち
人間関係に疲れやすい人
批判や反論をされるとムキになる人
失敗すると立ち直れない人
上司・先輩が注意すると落ち込んで休む部下・後輩
上司・先輩が叱ると逆ギレする部下・後輩
部下・後輩の顔色をうかがいすぎて疲れてしまう上司・先輩
営業先や上司・先輩とのやりとりに気疲れして逃げ出す人
思いどおりにならないと機嫌が悪くなる人
小さなことにくよくよして大騒ぎする人
気分の浮き沈みが激しすぎる人
すぐにスネる人
人の成功に落ち込んで妬む人
被害者意識が強い人
失点を恐れて保身に走る人
文句が多い人
卑屈すぎて周囲の空気を暗くする人
不満が多くて周囲に当たり散らす人
プライドを守ろうと必死すぎる人

第二章 感情的な人を生み出す社会
「こんなはずじゃなかった」―報われない社会の憂うつ
仲間意識の強い「日本型組織」の崩壊
効率性ばかりを重視する世の中
なんでも数値化される窮屈さ
あらゆる仕事の「感情労働」化
子どもの心を鍛えない過保護な親や学校
ネガティブ経験と向き合わない「ポジティブ信仰」社会
人間関係にもまれる経験の乏しさ
S‌N‌Sで監視し合ううっとうしさ
「コミュ障=人間失格」という風潮
攻撃性が加速するネット社会
感情反応を煽るマスコミの報道姿勢

第三章 傷つきやすい心のメカニズム
感受性の豊かさが裏目に出る
気にせずにいられない―無神経な人への違和感や反発
人間関係が不安でしかたない
コミュニケーション重視の「日本的自己」が重荷になる
「自分の出し方」がわからない
キャラクターをつくりすぎる―セルフ・モニタリング
相手の視線をネガティブに捉える―敵意バイアス
「人から見た自己像」と「自分が思う自己像」のギャップに悩む
何ごとも悪く捉える―ポジティブ・イリュージョンの欠如
失敗を過度に恐れる
注意を攻撃と受け取る
欲求不満に耐えられない
「立ち直る力」が乏しい―レジリエンスが低い
気分転換ができていない―ストレス・コーピングが必要
社会的スキルが不足している―アサーションが有効
コンプレックスが強い
期待が外れるとスネる―自己愛憤怒と「甘え」の病理
イヤな出来事にばかり着目する
ストレスに過剰に反応する
原因の捉え方がズレている―原因帰属
思い込みが激しく、被害感情を持ちやすい
自己愛が強すぎる―自己愛性パーソナリティ障害
自信がなさすぎる―回避性パーソナリティ障害

第四章 傷つきやすいあなたへの処方箋
「傷つきやすさ」をポジティブに生かす
傷つきやすいから、人に配慮できると考える
傷つきやすいから、反省して修正できると考える
考えすぎることは悪いことではないと考える
ネガティブ気分の持つポジティブ・パワーを生かす
レジリエンスを高める思考法を持つ
ネガティブな出来事にポジティブな意味づけをする
自己受容することで、何を言われても気にならない心をつくる
高すぎる要求水準を適度に修正する
「よく見られよう」と意識しすぎない
自分の弱点を笑い飛ばす余裕を持つ
他人に目を向け、自己へのとらわれから脱する
なんでも話せる相手や場を持つ
ネットに依存しない
「認知」を鍛える
失敗回避より成功追求を重視する
叱られたらチャンスと考える
二つのコーピング法を実践する

第五章 傷つきやすい人との向き合い方
感情的に反応せず、責めるより理解する
失敗を恐れる人のつまらない言い訳は気にしない
相手を変えようとするより、自分の対応を変える
感情に配慮した注意のしかたを心がける
傷つきやすい人の長所を生かすことを考える
情緒的コミュニケーションを意識する
感情に必要以上に深入りしない
議論はメールやS‌N‌Sではなく対面で行う

おわりに
参考文献

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