ひとりぼっちの幸せ

みつはしちかこ

チッチ、あなたを描いて50年、ずいぶん長い時間が経ちましたー

定価
1,320円(本体1,200円+税10%)
ISBN
9784781609690
NDC分類
914
発売日
2013年5月16日
製本
ページ数
189ページ
カテゴリー
文芸・小説

詳細Detail

  • 内容紹介
  • 目次
サリー(のモデル)も夫もいない、いまはひとり。大ベストセラーシリーズ『小さな恋の物語チッチとサリー』『はーいあっこです』のみつはしちかこさん、はじめての「ひとりの過ごし方」。

大ブームをまきおこした漫画、チッチとサリーの『小さな恋のものがたり』のみつはしちかこさん、夫もサリーのモデルだった高校時代の同級生も、いまはいない、いまは一人、ひとりの楽しみかたについて書きました。チッチを描いてから、50年目の、エッセイ。大切なこと、年をとってからの暮らし、『小さな恋のものがたり』誕生秘話など、みつはしさんが、贈る生き方、『小さな恋の物語』イラストもふんだんに収録。

みつはしちかこ
東京都杉並区在住。 幼少時代から絵や漫画、詩に親しみ、東京都立武蔵丘高等学校卒業後、テレビ動画社などに勤務。
1962年、代表作となる『小さな恋のものがたり』を『美しい十代』(学研)に連載開始。1967年に単行本を発売、1970年以降は毎年5月に新刊を刊行し、42巻まで続くロングセラーとなる。1972年に日本テレビ系で実写ドラマ化(岡崎友紀主演)、1984年にはTBS系でアニメ化もされた。
また、1980年から朝日新聞日曜版に連載された『ハーイあっこです』は『小さな恋のものがたり』と並ぶ代表作で、明るく朗らかな主婦とその家族の日常を描いた作品として、20年以上にわたる長期連載となり、1984年にフジテレビ系で実写ドラマ化(三田寛子主演)、1988年からはテレビ朝日系でアニメ化もされた。
1977年、『小さな恋のものがたり』で日本漫画家協会優秀賞を受賞。
まえがき

第一章 ひとりは楽しい
・ひとりの時間を楽しむ。繰り返しの中におもしろさがある。
・年をとっても「片思い」がいい。好きなまま思い出が残るのがいい。
・うしろ向きで歩こう。思い出が未来になる。
・解放と自由をいかに楽しめるかが老後のコツ。
・人はいつから老人になるの?
・おもしろくて変なおじさん。でも、優しくしたいときはもういない。
・人生なんでも「四コマ漫画」にすると、おもしろい。
・雨の中でダンスするように、病気をしてもダンスダンス。
第二章 ひとりは幸せ
・野の花がチッチの原点。そして3人の母が創作の支え。
・幸運な出会い。それが50年間の仕事の力に。
・「初恋のときめき」は大事な宝物。
・神サマは不公平ではない。どんな人でも美人になれる。
・本を読めば、いつだって自分が主人公。
・私の手紙はいつでもラブレター。 
第三章 年をとっても楽しく
・年をとったら、好きなことをのんびりと。
・自立していない。でも何とかやっています。
・嫌な人ほどおもしろくなる。短所のとなりに長所がある。
・年をとってからはクヨクヨしない。嫌なことはすぐ忘れる。
・年をとった夫婦はベッタリしすぎず、それぞれに楽しむ。
・人はみんな勝手なもの。揉めたら謝っちゃうほうがラク。
・病気を通じて思ったこと――。いろんな人に支えられて生きている。
第四章 ひとり生活、ひとりごはん
・ヘタでも、ずっとマイペースに続けてきた俳句。
・猫はマイペース。私もマイペース。
・ひとりで楽しむマイレシピ、おしるこの時間。
・嫁も姑も、みんな好きだったちらし寿し。
・いくつになっても「恥ずかしい」私のひとりグルメ道。
・「Welcome」を見つける暮らし、なかなか悪くありません。
・おばさんだって、ピンクの服でもいいじゃない。
・鍋をピカピカにする幸せ。 
第五章 思い出は未来
・人生の大スランプを抜け出せたのは、自分が歩んできた一本の道だった。
・同性の言葉に惚れてみる。
・漫画家人生を支えてくれたパートナー。長続きの秘訣はオモシロさと尊敬。
・貯めこまない、おごり好き。楽しかったときが私の財産。
・思い出を掘り起こそう。自分を掘り起こそう。
・最期まで人生をおもしろがるのが、本物の漫画家。
・いつまでも「永遠の片思い」を・・・チッチとサリーのこれから。
 
あとがき

オンライン書店で購入するPaper Books

イースト・プレスの紙の本は全国書店、オンライン書店でお求めいただけます。
※お近くの書店で在庫がない時は、全国の書店カウンターでお取り寄せいただけます。

新刊New Releases

next
prev