教師という生き方

鹿嶋真弓

学級崩壊から学力トップクラスへ
「絆」がつくる最高の学級運営とは?

定価
880円(本体800円+税10%)
ISBN
9784781680347
JANコード
1920295008002
NDC分類
916
発売日
2017年11月8日
判型
新書判  
製本
ページ数
208ページ
カテゴリー
ノンフィクション
シリーズ
イースト新書Q

詳細Detail

  • 内容紹介
  • 目次
日本の中学校教師は世界一多忙!? 生徒との関わり方、授業の工夫、同僚とのつき合い、保護者対応、様々な校内トラブルなど。教育現場が複雑・多様化するなかで、変わらない教師の資質、醍醐味とは何か。30年間、公立中学校の教員として勤務し、いじめや学級崩壊を起こさせない取り組みのひとつである「構成的グループ・エンカウンター」実践者として注目される著書が仕事への想いを語り尽くす。

鹿嶋真弓(かしま・まゆみ)
広島県生まれ。高知大学教育学部准教授。専門は学級経営、教育心理学、カウンセリング科学。
都内の公立中学校で理科の教師として約30年勤務。その後、神奈川県逗子市教育研究所の所長を経て、平成25年1月より現職。荒れた学年、学級が教師のはたらきかけを通して、あたたかみのある学級集団、学年集団へと成長する過程を目の当たりにする。教育心理学者の國分康孝に師事し、教育現場において「構成的グループエンカウンター」を実践的に取り入れた第一人者。その取り組みの一部は、NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」などで紹介される。また、ソーシャルスキルトレーニングはもちろん、特別支援教育における応用行動分析の活用や教育のユニバーサルデザインの視点に立った授業改善、主体的・対話的で深い学びのための準備体操として「ひらめき体験教室」、それに続く「子どもの言葉で問いを創る授業」など、広く教育現場に活かせるワークショップを展開中。主な著書に『うまい先生に学ぶ 学級づくり・授業づくり・人づくり』『ひらめき体験教室へようこそ』『構成的グループエンカウンター事典』(いずれも共著・編著、図書文化社)などがある。
はじめに

1章 学校という職場
教師は激務
教育公務員のお給料
指導力不足等教員
校長、副校長の役割とは
公務員に異動はつきもの
恋愛と結婚
産休と代替教員
育児をしながら働く

2章 生徒と向き合う
「困った子」は「困っている子」
廊下をバイクが走る荒れた中学
担任になれない焦り
学級崩壊に立ち向かう
クラス替えというリセット
かかわればかかわるほど変わっていく
人生最後の先生
教育研究に専念
教師生活最大のピンチ
親からの手紙
6人の「運命共同体」
「先生、うれしい?」
教師は主役じゃない
発達課題のある生徒たち
生徒の「できる」を呼び起こす

3章 教師としてのスキル
授業で勝負
スクールカラーに染まる子どもたち
子ども目線が授業を面白くする
理科の授業を体で覚える
給食指導を制するものは学級指導を制する
よろこばれる学級通信とは
教員ネットワークを最大限に生かす
飲み会でのアイディア
保護者との関係
保護者対応の鉄則
構成的グループ・エンカウンター
「シェアリング(分かち合い)」をする
学級開きのエンカウンター
このクラスなら本音が言える

4章 変わる教室
女性教師だからこそ
先生の先生になる
ひらめき体験教室
子どもの言葉で「問い」を創る
これからのキャリア教育

おわりに

参考文献

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