プロ野球にとって正義とは何か

手束仁

人間の値打ちは「数字」で測れるのか?

定価
713円(本体648円+税10%)
ISBN
9784781671048
JANコード
1920175006487
NDC分類
783
発売日
2014年2月7日
判型
文庫判  
製本
ページ数
224ページ
カテゴリー
趣味・実用
シリーズ
文庫ぎんが堂

詳細Detail

  • 内容紹介
  • 目次
2011年オフの電撃解任から2年、落合博満がGMとして中日ドラゴンズに復帰した。不人気を理由に落合の解任に踏み切った球団は、地元人気の高かった高木守道を後任に指名したが、成績の低迷で人気を落とす結果となった。
いったい、プロ野球の求めていくべきものはなんなのか。勝つことがすべてなのか。
それとも、勝つことだけではない「何か」を求めて突き進んでいくのか。プロの仕事の現場の「理不尽さ」の正体に迫る。


手束仁(てづか・じん)
愛知県生まれ、1981年、國學院大學卒。スポーツジャーナリストとして、スポーツの感動と素晴らしさを温かく伝えることをモットーとしている。とくに、高校野球を中心として、学校や時代に関しても鋭く切り込む。主な著書に『高校野球マネー事情』『日本体育大学の底力』(日刊スポーツ出版社)、『高校野球を200%楽しむ観戦読本』(実業之日本社)、『プロ野球「黄金世代」読本』(イースト・プレス)などがある。『高校生新聞』特派記者などを務める一方、2012年、編集制作プロダクションとメディアミックスの株式会社ジャスト・プランニングを設立。
プロローグ プロ野球にとって正義とは何か
「プロにとっての正義」と「会社にとっての正義」
もしドラッカーが落合中日をマネジメントしたら
「日本的経営」が「ブラック企業」的になる危険性
プロ野球球団は何を追い求めるべきか

第一章 メディアが報じなかった
「落合GM」「谷繁兼任監督」の内幕
「地元人気」から「成果主義」への回帰
消えた「ポスト高木」たち
「落合復帰」をめぐる人間模様
谷繁は「生え抜き至上主義」に打ち勝てるか
落合GMは部下のどこを見ているのか
井端の退団は避けられなかったのか
「反落合派」の反撃はあるのか

第二章 関係者が語る2010年オフ「落合解任」の真相
淡々とした解任発表の謎
「この世界はそういうもの」
なぜ「9月」だったのか
7年間で積み重なった「ズレ」
後任・高木守道に隠された思惑
「仰天人事」が中日にもたらしたもの

第三章 2003年オフ「落合就任」という誤算
幻の「2004年・第2次高木政権」
消去法で残った「落合」という名前
森繁和コーチが重用された理由
あくまで「つなぎ」だった落合政権
「誤算」が中日にもたらしたもの

第四章 2004年「オレ竜」の幕開け
「補強凍結」の裏にあった落合の美学
球界の常識に反した「日本一宣言」
サプライズではなかった「開幕投手・川崎」
球界の激震を尻目に優勝
優勝によって「代行」の肩書が取れたオーナー
「オレ流」が中日にもたらしたもの

第五章 「勝利至上主義」のルーツ
高校時代に育まれた「助っ人気質」
ロッテ・城之内スカウトとの出会い
「打撃の職人」山内監督との確執
落合の職人気質を生かした稲尾監督
セ・リーグで認識した「勝つ喜び」
淡々とした現役引退
「勝利至上主義」が中日にもたらしたもの

第六章 「プロの流儀」と「組織の論理」
生え抜きコーチと外様コーチの確執
鈴木孝政コーチ降格の悲劇
スカウト陣vs.「オレの一声」の全面戦争
監督がGM化するとき
日本一の代償としての人気急落
勝っても勝っても減り続ける観客
関係者から聞こえる「落合批判」の生の声
「流儀」と「論理」が対立する瞬間
「落合全権監督」が中日にもたらしたもの

第七章 中日球団が重視する「伝統」
中日球団誕生のいきさつ
「生え抜き至上主義」のチームづくり
巨人、阪神と比肩する存在への成長
星野仙一と落合博満
「サプライズ」は中日球団の伝統だった
読売新聞vs.中日新聞の代理戦争
「原点回帰」を宣言した高木監督
「伝統重視」が中日にもたらしたもの

第八章 「企業」としてのプロ野球の未来
勝つことと儲けることは両立できるのか
監督・落合の挫折と高田繁GMの成功
球団経営を蝕むインセンティブ契約
即戦力を獲るか、若手を育てるか
フロントと監督の健全な関係とは
プロ野球の「ビジネス化」が中日にもたらしたもの

第九章 「興行」としてのプロ野球の未来
「清武の乱」でわかった日本的GM制度の限界
ただ勝つだけではファンの支持は得られない
主力のメジャー流出と球団の責任
ファンが本当に求めていることとは

おわりに 楽天の日本一は「プロ野球の正義」を実現したのか

オンライン書店で購入するPaper Books

イースト・プレスの紙の本は全国書店、オンライン書店でお求めいただけます。
※お近くの書店で在庫がない時は、全国の書店カウンターでお取り寄せいただけます。

新刊New Releases

next
prev