〈よのなか〉を変える哲学の授業
「わかりやすさNo.1」のベストセラー哲学者が提案する、人生に革命を起こす5つの方法。
- 定価
- 947円(本体861円+税10%)
- ISBN
- 9784781650791
- JANコード
- 1920230008616
- NDC分類
- 104
- 発売日
- 2017年2月8日
- 判型
- 新書判
- 製本
- 並
- ページ数
- 208ページ
- カテゴリー
-
人文・思想
詳細Detail
- 内容紹介
- 目次
テロ、犯罪、政治的無関心、ヘイトスピーチ、いじめ……いま、世の中には若い人たちを中心に、行きづまる社会とその未来について不満が鬱積している。ところが、それがいわば屈折した形で、ときどき爆発を起こしてしまっている。では、いったいどうすれば正しい形で不満を表明することができるのか。どうすれば正しい形で世界を理想どおりに変えることができるのか。じつは、それは世界を変えるための生き方を考えることにほかならない。ベストセラーを数多く輩出する気鋭の哲学者が提案する、まったく新しい「生き方の教科書」。
小川仁志(おがわ・ひとし)
哲学者・山口大学国際総合科学部准教授。1970年生まれ、京都市出身。京都大学法学部卒業後、伊藤忠商事に入社。その後、フリーターを経て名古屋市役所に勤務。そのかたわら名古屋市立大学大学院博士後期課程修了。博士(人間文化)。徳山工業高等専門学校准教授、米プリンストン大学客員研究員を経て現職。商店街で「哲学カフェ」を主宰するなど、市民のための哲学を実践している。専門は公共哲学・政治哲学。著書に『7日間で突然頭がよくなる本』『世界のエリートが学んでいる教養としての哲学』(PHP研究所)、『人生が変わる哲学の教室』(KADOKAWA)ほか多数。
小川仁志(おがわ・ひとし)
哲学者・山口大学国際総合科学部准教授。1970年生まれ、京都市出身。京都大学法学部卒業後、伊藤忠商事に入社。その後、フリーターを経て名古屋市役所に勤務。そのかたわら名古屋市立大学大学院博士後期課程修了。博士(人間文化)。徳山工業高等専門学校准教授、米プリンストン大学客員研究員を経て現職。商店街で「哲学カフェ」を主宰するなど、市民のための哲学を実践している。専門は公共哲学・政治哲学。著書に『7日間で突然頭がよくなる本』『世界のエリートが学んでいる教養としての哲学』(PHP研究所)、『人生が変わる哲学の教室』(KADOKAWA)ほか多数。
はじめに
ホームルーム 人生と〈よのなか〉を変える公共哲学
「ポスト真実」の時代における公共哲学
公共哲学の歴史は哲学史そのもの
ヘーゲルが説いた「自分と社会とのかかわり」
知っておきたい三つの政治哲学理論
公共哲学と私たちの未来
〈よのなか〉の課題を解決する「公共性デザイン」
地獄への道“も”善意で舗装されている
一時間目 社会活動で〈よのなか〉を変える哲学
一 ボランティア活動やNPO参加で〈よのなか〉を変える
社会はNPOに何を期待しているのか
NPOにしかできないこと
「公」と「私」を媒介する公共哲学の実践
強力なリーダーシップは必要ない
二 海外のNGO参加で〈よのなか〉を変える
「できること」の積み重ねが社会を動かす
机上の空論では解決できないこと
「グローバル・ジャスティス」の実践
問題解決を「義務」と考える
三 議会に働きかけて〈よのなか〉を変える
カントの定言命法と「見返りを求めない」政治
議員を動かす具体的な方法
ロビイングは官僚とのコミュニケーション手段
意見を通すための哲学的思考
二時間目 起業で〈よのなか〉を変える哲学
一 「新しい働き方」で〈よのなか〉を変える
リンダ・グラットンの「ワーク・シフト」とは
出口治明さんが説く人生を切り開く働き方
ヘーゲルの自己意識と生産性を高める働き方
「古い働き方」を変えるデリダの脱構築思考
二 「社会起業」で〈よのなか〉を変える
問題解決を目標にする「社会起業」
レヴィ=ストロースの構造主義と社会起業
「全体構造」の重視が人を動かす
「考える前に感じる」仕事術
三 「普通に働く」ことで〈よのなか〉を変える
ピーター・シンガーの「効果的な利他主義」とは
「与えるために稼ぐ」という発想
「資本主義が貧困を生む」という誤解
NPOやNGOだけが社会貢献ではない
三時間目 文化で〈よのなか〉を変える哲学
一 アニメで〈よのなか〉を変えた宮崎駿さんに学ぶ
「希望を与えること」で社会を変える
「理想の世界」を示し続ける意味
ユートピア的願望が生む不満とどう向き合うか
「もの足りなさ」が新たな希望を生み出す
二 小説で〈よのなか〉を変えた村上春樹さんに学ぶ
村上さんが「小説家になろう」と思ったきっかけ
大切なことは「とにかくやってみること」
デカルトの方法論と村上さんの「オリジナリティ」
「書くこと」で新しい哲学を提示する
三 アートで〈よのなか〉を変えた村上隆さんに学ぶ
破天荒なアートを生んだ修行僧のような発想
儒教に学ぶ「いつまでも学び続ける」生き方
密教に学ぶ「内なる自分」の見つけ方
「ターゲットに向かって弾を撃つ」
四時間目 「有名になること」で〈よのなか〉を変える哲学
一 「成長物語」で〈よのなか〉を変えたAKB48に学ぶ
なぜ「普通の子」がエンタテインメントを変えたのか
ファンが自己投影した「センター」「総選挙」のシステム
プラトンのイデア思想とアイドルへの純愛
平和を願うミス・ユニバース、新潟の発展を願うNGT48
二 「好きなこと」で〈よのなか〉を変えた
ユーチューバーに学ぶ
インターネット上に「友だち感覚」を求める若者たち
自分が楽しいから、見ている人も楽しい
人生は「トライアル・アンド・エラー」でいい
「知識より実践」のプラグマティズムの思想
三 「有名になること」で〈よのなか〉を変えた
勝間和代さんに学ぶ
「カツマーブーム」とはなんだったのか
ビジネスマン向け哲学という「ブルーオーシャン」
有名人に必要な「スルースキル」とは
アランの幸福論と「幸福になる決意」
五時間目 政治活動で〈よのなか〉を変える哲学
一 政治家になって〈よのなか〉を変える
選挙だけが政治参加ではない
なぜマック赤坂さんは立候補し続けるのか
「戦うという選択肢」に気づいてしまった泡沫候補たち
高杉晋作の「座して死ぬより戦って死ぬ」発想
二 デモ活動で〈よのなか〉を変える
日本で政治参加が難しかった理由
民主主義の「七〇年周期説」
「官製」民主主義から「感性」民主主義へ
丸山眞男が夢見た「市民社会の実現」とSEALDs
三 「革命」で〈よのなか〉を変える
平田オリザさんの「新しい広場をつくる」発想
革命はいつも広場から発生した
西田幾多郎と「行為と社会をつなぐ場」
「哲学カフェ」から始める私なりの「革命」
おわりに
写真提供:共同通信社
ホームルーム 人生と〈よのなか〉を変える公共哲学
「ポスト真実」の時代における公共哲学
公共哲学の歴史は哲学史そのもの
ヘーゲルが説いた「自分と社会とのかかわり」
知っておきたい三つの政治哲学理論
公共哲学と私たちの未来
〈よのなか〉の課題を解決する「公共性デザイン」
地獄への道“も”善意で舗装されている
一時間目 社会活動で〈よのなか〉を変える哲学
一 ボランティア活動やNPO参加で〈よのなか〉を変える
社会はNPOに何を期待しているのか
NPOにしかできないこと
「公」と「私」を媒介する公共哲学の実践
強力なリーダーシップは必要ない
二 海外のNGO参加で〈よのなか〉を変える
「できること」の積み重ねが社会を動かす
机上の空論では解決できないこと
「グローバル・ジャスティス」の実践
問題解決を「義務」と考える
三 議会に働きかけて〈よのなか〉を変える
カントの定言命法と「見返りを求めない」政治
議員を動かす具体的な方法
ロビイングは官僚とのコミュニケーション手段
意見を通すための哲学的思考
二時間目 起業で〈よのなか〉を変える哲学
一 「新しい働き方」で〈よのなか〉を変える
リンダ・グラットンの「ワーク・シフト」とは
出口治明さんが説く人生を切り開く働き方
ヘーゲルの自己意識と生産性を高める働き方
「古い働き方」を変えるデリダの脱構築思考
二 「社会起業」で〈よのなか〉を変える
問題解決を目標にする「社会起業」
レヴィ=ストロースの構造主義と社会起業
「全体構造」の重視が人を動かす
「考える前に感じる」仕事術
三 「普通に働く」ことで〈よのなか〉を変える
ピーター・シンガーの「効果的な利他主義」とは
「与えるために稼ぐ」という発想
「資本主義が貧困を生む」という誤解
NPOやNGOだけが社会貢献ではない
三時間目 文化で〈よのなか〉を変える哲学
一 アニメで〈よのなか〉を変えた宮崎駿さんに学ぶ
「希望を与えること」で社会を変える
「理想の世界」を示し続ける意味
ユートピア的願望が生む不満とどう向き合うか
「もの足りなさ」が新たな希望を生み出す
二 小説で〈よのなか〉を変えた村上春樹さんに学ぶ
村上さんが「小説家になろう」と思ったきっかけ
大切なことは「とにかくやってみること」
デカルトの方法論と村上さんの「オリジナリティ」
「書くこと」で新しい哲学を提示する
三 アートで〈よのなか〉を変えた村上隆さんに学ぶ
破天荒なアートを生んだ修行僧のような発想
儒教に学ぶ「いつまでも学び続ける」生き方
密教に学ぶ「内なる自分」の見つけ方
「ターゲットに向かって弾を撃つ」
四時間目 「有名になること」で〈よのなか〉を変える哲学
一 「成長物語」で〈よのなか〉を変えたAKB48に学ぶ
なぜ「普通の子」がエンタテインメントを変えたのか
ファンが自己投影した「センター」「総選挙」のシステム
プラトンのイデア思想とアイドルへの純愛
平和を願うミス・ユニバース、新潟の発展を願うNGT48
二 「好きなこと」で〈よのなか〉を変えた
ユーチューバーに学ぶ
インターネット上に「友だち感覚」を求める若者たち
自分が楽しいから、見ている人も楽しい
人生は「トライアル・アンド・エラー」でいい
「知識より実践」のプラグマティズムの思想
三 「有名になること」で〈よのなか〉を変えた
勝間和代さんに学ぶ
「カツマーブーム」とはなんだったのか
ビジネスマン向け哲学という「ブルーオーシャン」
有名人に必要な「スルースキル」とは
アランの幸福論と「幸福になる決意」
五時間目 政治活動で〈よのなか〉を変える哲学
一 政治家になって〈よのなか〉を変える
選挙だけが政治参加ではない
なぜマック赤坂さんは立候補し続けるのか
「戦うという選択肢」に気づいてしまった泡沫候補たち
高杉晋作の「座して死ぬより戦って死ぬ」発想
二 デモ活動で〈よのなか〉を変える
日本で政治参加が難しかった理由
民主主義の「七〇年周期説」
「官製」民主主義から「感性」民主主義へ
丸山眞男が夢見た「市民社会の実現」とSEALDs
三 「革命」で〈よのなか〉を変える
平田オリザさんの「新しい広場をつくる」発想
革命はいつも広場から発生した
西田幾多郎と「行為と社会をつなぐ場」
「哲学カフェ」から始める私なりの「革命」
おわりに
写真提供:共同通信社