メディアミックス化する日本

大塚英志

モラルなきWebは愚民政治装置である。
下からのファシズムにいかに抗うか?

定価
998円(本体907円+税10%)
ISBN
9784781650395
JANコード
1920230009071
NDC分類
361
発売日
2014年10月20日
判型
新書判  
製本
ページ数
336ページ
カテゴリー
政治・社会
シリーズ
イースト新書

詳細Detail

  • 内容紹介
  • 目次
従来は自由な創作の場であったファン・カルチャーが、企業の隷属させられる時代が到来した。想像力が管理された世界で、政治や権力が作り出す大きな物語に進んで動員される大衆たちは、どんな「ディストピア」を現出させるのか? ライトノベル、オウム真理教、三島由紀夫など、戦後日本のポップカルチャーの展開を縦横に参照しながら、「メディアミックス」の名に隠されたプロパガンダの正体を浮き彫りにする。

大塚英志(おおつか・えいじ)
1958年生まれ。まんが原作者、批評家。国際日本文化研究センター研究部専任教授。東京大学大学院情報学環特任教授。まんが原作作品として『多重人格探偵サイコ』『アンラッキーヤングメン』『木島日記』(以上角川書店)、批評として『「捨て子」たちの民俗学』(角川選書/第五回角川財団学芸賞受賞)、『物語消費論改』(アスキー新書)、『社会を作れなかったこの国がそれでもソーシャルであるための柳田國男入門』(角川EPUB選書)など、著書多数。
イントロダクション
KADOKAWAとドワンゴの合併は
何故、間違っているか
~企業に管理される快適なポストモダンのためのエッセイ~

KADOKAWA+ドワンゴは「コンテンツ」+「インフラ」ではない
オタク的市場に最適化する
物語ではなく物語生成システムを売る 他

序論 メディアミックス化する「日本」
 なぜ「メディアミックス」が問題なのか
 メディアミックス的日常を生きる「私」たち
 「生産」と「消費」が溶け合ったシステム 他

第一章 物語消費というディストピア
 「太平記」という〈世界〉
 講談速記本から固有の作家へ
 創造行為としての海賊版 他

第二章 オウム真理教とメディアミックス
 おたくの騙し方
 メディアミックスはプロパガンダに変容しうる
 近代の欲望達成の機会均等化要求 他

第三章 三島由紀夫とキャラクター
 江戸時代の妖怪はキャラクターか
 受け手の側からのキャラクターの発見
 「正チャンが成長しないのはなぜか」という疑問 他

参考エッセイ・レジュメ
 参考エッセイ① 物語消費というディストピア
 参考エッセイ② オウム真理教とメディアミックス
 参考エッセイ③ 三島由紀夫とキャラクター 他
 レジュメ メディアミックスについてのメモ――いかに研究するか、なにが問題か

あとがき

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