「AIで仕事がなくなる」論のウソ この先15年の現実的な雇用シフト

海老原嗣生

失われる雇用はせいぜい9%!?雇用のカリスマがひもとく足元の未来

定価
1,430円(本体1,300円+税10%)
ISBN
9784781616667
NDC分類
331
発売日
2018年5月10日
製本
ページ数
216ページ
カテゴリー
ビジネス・経済

詳細Detail

  • 内容紹介
  • 目次
AIで人の仕事が消滅する……。 研究者による「20年以内に49%の仕事が消える」との予測から、5年が経った。 その間、「AI時代に生き残る仕事は?」、「AIに負けないスキルを身につけよう!」といった話題で持ちきりだ。 AIで仕事から解放されるという楽観論、AIで職にあぶれた貧困者が続出するという悲観論。多くの論があるものの、そもそも”議論の土台”自体からして、正しいのだろうか? ○研究者は仕事現場の”リアル”を知っているのか? ○導入コストやロボッティクスの開発スピードは考えているか? ○現在の雇用体系は理解されているのか? ○AIの影響はあるにしても、具体的にどんなプロセスを経るのか? AIによる雇用への影響が、どこからどんなペースで広がっていくかを徹底検証。 長年雇用を見つめてきたカリスマがひもとく、「足元の」未来予想図。 これからの日本にとって、AIは救世主か?亡国者か?そして確実にやって来る「すき間労働」社会とは……? 井上智洋准教授、山本勲教授をはじめ、専門家や現場のスペシャリストたちの対談も収録。

海老原嗣生(えびはら・つぐお)
雇用ジャーナリスト、経済産業研究所コア研究員、人材・経営誌『HRmics』編集長、ニッチモ代表取締役、リクルートキャリア社フェロー(特別研究員)。
1964年、東京生まれ。大手メーカーを経て、リクルートエイブリック(現リクルートキャリア)入社。新規事業の企画・推進、人事制度設計等に携わる。その後、リクルートワークス研究所にて人材マネジメント雑誌『Works』編集長に。2008年、人事コンサルティング会社「ニッチモ」を立ち上げる。『エンゼルバンク――ドラゴン桜外伝』(「モーニング」連載)の主人公、海老沢康生のモデル。
主な著書に『雇用の常識「本当に見えるウソ」』(ちくま文庫)、『面接の10分前、1日前、1週間前にやるべきこと』(小学館文庫)、『仕事をしたつもり』(星海社新書)、『女子のキャリア』(ちくまプリマー新書)、『無理、無意味から職場を救うマネジメントの基礎理論』、『経済ってこうなってるんだ教室』(ともにプレジデント社)などがある
はじめに
Chapter1. しっかり振り返ろう、AIの現実
 §1.ただいま人工知能は第3回目のブーム
 §2.ディープラーニングもAI進化の通過点でしかない
 §3.「AIで仕事がなくなる」論の研究価値
 §4.世紀の発明による社会変化と雇用への影響
 §5.プロが見たAI亡国論の妥当性
Chapter2. AIで人手は要らなくなるのか、実務面から検証する
 §1.AIで仕事はどれだけ減るか①――事務作業の未来
 §2.AIで仕事はどれだけ減るか②――サービス流通業の未来
 §3.AIで仕事はどれだけ減るか③――営業職の未来
Chapter3. この先15年の結論。AIは救世主か、亡国者か
Chapter4. 15年後より先の世界。“すき間労働社会”を経て、“ディストピア”か?
おわりに

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