ユルゲン・クロップ 選手、クラブ、サポーターすべてに愛される名将の哲学

エルマー・ネーヴェリング 著 / 大山雅也 翻訳

日本サッカーが目指すべきスタイルはこれだ!

定価
2,037円(本体1,852円+税10%)
ISBN
9784781613482
NDC分類
788
発売日
2015年7月3日
製本
ページ数
279ページ
カテゴリー
趣味・実用

詳細Detail

  • 内容紹介
  • 目次
日本サッカーが目指すべきスタイルはこれだ!ーーーー弱小クラブだったマインツ(現在、岡崎慎司、武藤嘉紀が所属)の監督としてブンデスリーガ1部昇格に導き、破産の危機に直面していたボルシア・ドルトムント(香川真司が所属)を率いてリーグ2連覇、ドイツカップ制覇、チャンピオンズリーグ準優勝という快挙を達成したユルゲン・クロップ。革新的な戦術と情熱的な指導で選手から信頼を集め、サポーターの心をつかんで離さない名将の手腕と実像に迫る。


エルマー・ネーヴェリング

1976年生まれのサッカー・ジャーナリスト。ブンデスリーガの公式誌「ブンデスリーガ・マガジン」、「ルールナハリヒテン」紙、サッカーサイト「ルント」などに寄稿。長年のドルトムントサポーターであり、BVBは忠実なファンにとって単なるクラブではなく、生きる喜びを強く与える存在であることを学んだ。
はじめに


序 章 ドルトムントでの優勝パレード
破産の危機を乗り越えての栄冠/「僕らは、人を一瞬の間、幸せにできる」


第1章 ユース時代
クロップの家/シュトゥットガルトに生まれる/クロップには才能がある/キャプテンとしてのオーラ
エルゲンツィンゲンへの移籍/「リフティングを3回もできないような選手だった」
父ノルベルトからの教え/ピッチ外でもキャプテンシーを発揮/「あの男は何者だ」
「マインツの次の監督は誰だと思う?」/人生で大事なことは

第2章 平凡なプロ選手時代─師ヴォルフガング・フランク監督の教え
「我々のチームにまさに欠けていたタイプだった」(マインツへの移籍)/ヴォルフガング・フランクのスタイル
「僕らはきっと4バックでやれる!」/最下位マインツを変えた勝つためのプラン
フランクの教えを受けてサッカー界で活躍する監督たち/「クロップはものすごく感情的になることもあったね」
「イングランドならいい選手キャリアを築けたかもしれない」

第3章 監督クロップの誕生─マインツの選手から突如監督に
3部降格の危機からの脱却/「これからは4–4–2で行く。リベロは置かない」
現在のサッカーの特徴はボール奪取にある/「ボールに対するプレー」を全員でやる
マインツのスタイル/フランクの突然の辞任/「影の内閣」誕生
「チームのほうが監督よりも戦術に長けていた」/「自分たちで自分たちのコーチをするんだ」/「やるよ」
「マインツは2部残留を諦めたらしい」/クロップの最初のスピーチ/クロップの最大の才能
「世の中で僕だけがラッキーな思いをし続ける必要はない」/「クロップと一緒なら選手が逃げることはなかったね」
システム最優先のスタイル/「ドイツで最も大物の監督だよ」/HSVのスカウト
「僕の人生の中で決定的な転機だった」(クロップへのインタビュー)/クロップがマインツに残したもの

第4章 3度の1部昇格争い、降格、そしてマインツとの別れ
「ベルリンでは今までの人生になかったほど泣いた」/「僕はサッカーの神を信じない。信じるのは本当の神だけだ」
「マインツ人ならば立ち上がれ」/降格/マインツとの別れ/2万人の送別セレモニー

第5章 「第2の愛」─ドルトムントでの新たな挑戦
「BVBよりもひどいオファーがあったかもしれない」/BVBサポーターは熱いサッカーに飢えていた
2008年夏のチーム状況/「クロッポ、僕らにサッカーの喜びを取り戻してくれ!」
典型的なゲームメーカーはいない/南スタンドの「黄色い壁」を再び味方につける
ドイツサッカーの神殿が鳴らす「サウンドの壁」/退屈なサッカーはもういらない
ルールダービーでの驚異的な追い上げ/ダービーの英雄、アレクサンダー・フライ
ポジション間の役割の境界がなくなる/6位で終えた1シーズン目
思い切った変革(ウィンターブレイクの人員整理)/7試合白星なしでの契約延長
クロップの一貫性/成長は続く(2シーズン目は5位)

第6章 ブンデスリーガ史上最年少の優勝チーム(2010–2011シーズン)
20年振りにアウェーでバイエルンに勝利/「俺たちはドルトムント・ボーイズだ」─ベテランより若手
「こんなに素晴らしいことは二度と体験できない!」/ライバルチームからの興味/クロップが振り返る「完璧なシーン」
年間最優秀監督に/2010–2011シーズンの戦術/4–2–3–1

第7章 リーグ連覇と初の2冠(2011–2012シーズン)
低調な序盤/リーグ王者が背負った「リュックサック」/守備的な敵に対する多大な労力、乏しい収穫
ストライカーの不在─そしてレバンドフスキが爆発/舵取りシャヒンの不在で強いられた変化
「BVB急行」が再び走り出す/28試合無敗での優勝を達成
BVB快進撃の陰で苛立ちを爆発させるバイエルン/「我々はドルトムントに200万ユーロを渡した」
「ドルトムントの選手はオアシスにいる」/チャンピオンズリーグで払った「授業料」
バイエルンとの「怒涛の決勝」に至るまで(DFBポカール)/熾烈な余韻を残した準決勝
決勝でレバンドフスキがハットトリック/バイエルンに5連勝/クラブ史上最高の業績を達成/金は怠惰のもとになる

ハーフタイム クロップへの批判的なインタビュー

第8章 クロップのサッカー哲学─戦術、トレーニング、チームの成長
「ユルゲンは気持ちの切り替えが早い」/「格上のチームが絶対に勝つわけではない」
チームを段階的に成長させる/まずは水漏れを塞げ─3年間で失点が3分の1に
ダイヤモンド型ではなくフラット型の中盤/段階的にダイヤモンド型に発展/攻撃はディフェンダーから始まる
マイボール時の「縦へのプレー」/「決定的なのはトレーニング形式ではない。コーチングなんだ」
クロップのサッカー哲学のポイント(2011年前後のスタイル)
独習と現代的なトレーニング法─ヒントは受けてもコピーはしない/「自分の目で印象をつかむ主義だ」
プレーの土台となる持久力トレーニング/「今の僕らは遥かに賢明な走り方をする」
BVBの走行距離が長い理由/興味深いデータ/グロスクロイツとベンダーの急成長
若きフンメルスとスボティッチを抜擢/最大の成長を見せたシュメルツァー
BVBアカデミーの創設/バルセロナという究極の形/セビージャで得た経験/「俺はお前を二度と見たくない」
「ライフキネティックにはびっくりだ」/「情報を集めることが大事なんだ」
「柔軟性よりも安定性が必要だ」/「フットボナウト」の活用

第9章 クロップを支える男たち─監督をサポートする「頭脳」と「目」
最初から波長の合う仲─ゼリコ・ブバチ(アシスタントコーチ)/「サッカーの専門知識が人間の形になったような男」
ハーフタイムのビデオ分析─ペーター・クラビーツ(第2アシスタントコーチ)
テディの傾斜ボード─ヴォルフガング・デ・ベア(GKコーチ)/「うちにはシュメルツァーがいる」
香川真司のような移籍成功例ーーミヒャエル・ツォルク(スポーツディレクター)/2011年秋の練習風景
集中力と少しの遊び心/3つのゴールでゲーム/BVBサポーターから見たクロップ─「その言葉には無駄も遠慮もないよ」
「僕にとってクロップはヒッツフェルトに次ぐ位置にいる」

第10章 クロップという人間
喜び、エネルギー、情熱/「どう思われようが気にしない人間だからね」
「選手と距離を置く監督にはチャンスがない時代だ」/「選手が僕の決断に影響を与えることはない」
2つ目の顔/自分の発言が及ぼす影響を理解している/「でも、4回目には絶対にまた真っ赤になるね」
怒りを発散するが、尾は引かない/ユルゲン・クロップというブランド/監督はクラブを代表する存在
「クロップの行動はBVBにとって5倍の価値がある」(フランク・ドプハイデとの対談)
「ブランド口座」への定期的な入金/「クロップはドルトムントらしさを完璧に表す人物」
個性的であっても奇抜ではない/「クロップは人を結び付ける要素を持っている」/フランク・ドプハイデについて
監督たちが信頼を寄せる代理人─マルク・コジケ/ビアホフとコジケが立ち上げたエージェント会社
テレビCMに起用されるクロップ/テレビ版ドイツ代表監督
最優秀スポーツ番組賞に2回表彰されたものの/「最優秀サッカー名言賞」にノミネート
クロップの人格と印象について─クリスティアン・ガルベスとの対談/「クロップは世界をいくらか良くしたいと思っている」
「クロップはリーダーシップを早くから吸収していた」/「チームを良くしたい」という意識
啓蒙された家父長制/成果を挙げよ!/「成長段階の企業」にクロップはぴったり
ぬるま湯よ、さらば!/クリスティアン・ガルベスについて

第11章 欧州トップクラブかドイツ代表監督か─今後の挑戦の舞台
「ユルゲンはこのチームの成長の象徴だ/順位に左右されない信頼の証し/ツォルク、バツケ、クロップの関係
「ドイツ代表監督として見事に機能するでしょう」/「外国で暮らすんだ。働くためじゃなくね」

クロップが語った言葉、クロップを語った言葉

ユルゲン・クロップ略歴

監修者あとがき
クロップが7年間でドルトムントに残したもの 鈴木良平(サッカー指導者・解説者)

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