魂の燃焼へ

執行草舟 著 / 清水克衛

テレビで人気の「本のソムリエ」が、ベストセラー『生くる』の著者に迫る!

定価
1,320円(本体1,200円+税10%)
ISBN
9784781613260
NDC分類
914
発売日
2015年6月15日
判型
B6判変  
製本
ページ数
238ページ
カテゴリー
人文・思想

詳細Detail

  • 内容紹介
  • 目次
読者に感動を運び続ける「本のソムリエ」こと清水克衛が、ベストセラー『生くる』『友よ』で注目の思索家、執行草舟に迫った対話集。仕事とは何か、愛とは何か、青春とは何か、国家とは何か、生命とは何か、そして人生とは何か――。魂を燃やして生き、悔いなく死ぬためのヒントがここにある!

執行草舟(しぎょう・そうしゅう)
昭和25年、東京生まれ。立教大学法学部卒。実業家、著述家、歌人。生命の燃焼を軸とした生き方を実践・提唱している生命論研究者。また、独自の美術事業を展開しており、執行草舟コレクション主宰、戸嶋靖昌記念館 館長を務める。蒐集する美術品には、安田靫彦、白隠、東郷平八郎、南天棒、山口長男、平野遼等などがある。魂の画家・戸嶋靖昌とは深い親交を結び、画伯亡きあと全作品を譲り受け、記念館を設立した。その画業を保存・顕彰し、千代田区麹町の展示室で公開している。著書に、『生くる』、『友よ』、『根源へ』(以上、講談社)、『見よ銀幕に――草舟推奨映画』(バイオテック社)等がある。

清水克衛(しみず・かつよし)
昭和36年、東京生まれ。書店「読書のすすめ」代表、逆のものさし講主宰、NPO法人読書普及協会顧問。大学在学中、たまたま暇つぶしのために読んだ司馬遼太郎『竜馬がゆく』第5巻との出会いがきっかけで、突如読書に目覚めるとともに、商人を志す。大手コンビニエンスストアの店長を10年務めたのち、平成7年に東京都江戸川区篠崎で小さな書店を開業。「10年や20年前の本でも、大正時代に書かれた本であっても、その人が初めて読む本はすべて新刊」という信条のもと、常識にとらわれない知恵と情熱で商いを続けた結果、全国からお客さんが訪れる繁盛店となる。著書に、『「ブッダを読む人」は、なぜ繁盛してしまうのか。』『非常識な読書のすすめ』(以上、現代書林)、『5%の人』『他助論』(以上、サンマーク出版)、『本屋さんがくれた奇跡』(小社刊)など多数。
はじめに──執行さんの存在は「最後の光」だ(清水克衛)

1章 「読書」が人をつくる
日本から「面白い顔」がいなくなった 
「感謝」するより「恩」を返せ 
「新しい言葉」は人をごまかすためにある 
自分の中の「悪魔」から目をそらすな 
本は「わかろう」としてはいけない 
一行でも感動したら、その本は読んだ価値がある 
「答え」ではなく「問い」を見つけよ 
乃木将軍に学ぶリーダーの度量 
本は「哭く」ために読むものである 
何かあったとき発奮できる自分をつくる 
「未完」で終わるような壮大なものに向かえ 
「出版不況」の真の原因とは 
この「沈黙」が人間の魅力をつくる 
「肉体」よりも大切な「魂」とは何か
自分の生命より大切なもののために生きよ 
商売の根本は「人の役に立つかどうか」

2章 日本人の「魂」をとり戻せ
ハウツー本に人生の答えは載っていない 
モテたかったら本を読みなさい
「逆の物差し」ですべてを疑え 
お金の悩みが消えるシンプルな方法 
物質主義に毒された日本と日本人 
いまこそ「そもそも論」で考えよ 
「安定」「保障」が生命の最大の敵 
理想がなければ「本当の人生」は始まらない 
人類が滅びるその日まで考え続けよ 

3章 「横野郎」なんかになるな
人間の根源は「精神的量子」にあり 
我々は「何かのために死ぬ」ために生きている 
若い人が勉強をすれば日本はよくなる 
「死」を見つめないと「生」は生きない 
いまこそ日本に「維新」を起こせ 
武士道が教えてくれる「本当の生き方」 
日本人から「信念」「思想」が失われている 
本を読む人は嫌われて当然 
知性は勇気のしもべである 
「直の精神」が人生のすべてだ 

4章 自分の「垂直」を立てよ
その仕事に「志」はあるか? 
「いつ死んでもいい」という覚悟を持て 
日本全体が「横社会」になっている 
「天職」は向こうからやってくるもの 
「垂直」を立て自分の道を歩むのが人生 
男は徹底的に男らしく、女は徹底的に女らしく 
モテる人に共通していることとは 
人に負けないたった一つの極意 
その人のために「死んでもいい」と思えるか 
この世に「絶対善」も「絶対悪」もない 
「矛盾」はあればあるほどいい 
なぜ「忍ぶ恋」が人類共通の文化なのか 
戦後の「似非民主主義」を引っくり返せ 

5章 目覚めよ、日本人
「得をしたい」と思うな 
「いい人」なんて気持ちが悪い 
器の大きな人はここが違う 
学校教育なんてやめてしまえばいい 
なぜ日本人は「魂」を忘れてしまったのか 
「生まれ変わり」は本当にある 
「魂」をとり戻すためにまずやるべきこと 
「死」を乗り越える必要はない 
動物化する日本人 
私たちは目覚めなくてはならない 

おわりに──人生は「直」が貫徹すればそれでいい(執行草舟) 

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