社員は育てなくていい!「会社の壁」を破る48のルール

宋文洲

なぜ、「管理」をしたがる会社ほど成果が出ないのか?頑張らなくても業績が上がる会社と社員の「幸せな関係」とは?

定価
1,047円(本体952円+税10%)
ISBN
9784781603032
NDC分類
336
発売日
2009年11月11日
製本
ページ数
234ページ
カテゴリー
ビジネス・経済

詳細Detail

  • 内容紹介
  • 目次

【著者前書】
「社員教育」「精神教育」「ほう・れん・そう」「愛社精紳」などの名のもとに、いままでの日本の会社が「社員を育てよう」とやってきたことは、自分たちが管理できる人間を量産してきただけです。
本書は、マネジメントのやり方を根本的に見直してもらう手引書であるとともに、ビジネスパーソンが「会社に育てられよう」という意識を払拭し、自ら育とうするステージに飛び立ってもらうために書いたものです。

【目次】

  1. 社員は育てなくていい!
  2. 「ほう・れん・そう」は必要ない!
  3. 「会社の常識」にとらわれるな!
  4. 「愛社精神」は持たなくていい!
  5. 「会社の壁」こそが、あなたを成長させる

はじめに─なぜ、「社員教育」に熱心な会社ほど成長しないのか?

1章 社員は育てなくていい!

01 「社員は教育するもの」という〝思い込み〟を捨てる。
02 上司の役割は、部下に「育ってもらうこと」ではなく、「理解してもらうこと」。
03 社員の考えを尊重しない会社は、お客さんも尊重できない。
04 カタカナ言葉を押しつけても、〝思い込み〟は捨てられない。
05 「売ること」よりも、「考えること」を重視する。
06 「会社にとって正しいか」よりも、「社会にとって正しいか」を優先させる。
07 〝儲ける〟と〝儲かる〟の意味の違いを知っておく。
08 「みんながこう言っている」と言う前に、「自分は何がしたいのか」を考える。

2章 「ほう・れん・そう」は必要ない!

09 「ほう・れん・そう」自体には、何の意味もない。
10 ムダな「ほう・れん・そう」が、利益に直結する情報をせき止めている。
11 「本当に必要な情報」とは、「目的が明確な情報」のことである。
12 その情報が〝感情〟に基づいたものか、〝事実〟に基づいたものかを確認する。
13 情報とは、「伝える」ものではなく、誰もが「見える」ようにしておくもの。
14 会議とは、「伝達」のためではなく、「議論」のために行うもの。
15 信頼関係は、「ほう・れん・そう」ではなく、「情報の共有化」から生まれる。
16 社員を怒っていいのは、会社の価値観に反した〝行為〟だけ。
17 “怒る”ことの目的は、自分の真剣さを伝えること。

3章 「会社の常識」にとらわれるな!

18 “同情”を引くことで商品を売ってはいけない。
19 お客さんに言えない言葉は、会社でも使ってはいけない。 
20 「会社のために働く」は、フィクションにすぎない。 
21 「マネジメント=管理」ではない。
22 既存のシステムという「幻想」が、変革を妨げている。
23 「しょうがない」を禁句にする。
24 「グレーゾーン」を放置しない。
25 「会社のため」ではなく、「あなたのため」に働く。
26 会社は10年で辞める。
27 会社を愛する必要はない。「会社はしょせん借り物」と考える。
28 会社に対して怒るべきときは怒る。

4章 「愛社精神」は持たなくていい!

29 「精神主義」が、会社と社員の間に壁をつくる。
30 「愛させる会社」でなく、「愛される会社」を目指す。
31 「頑張ります」という言葉は必要ない。
32 〝ノルマ〟や〝残業〟をプラス評価してはいけない。
33 本当の「成果主義」とは、「結果」ではなく、「プロセス」を評価するものである。
34 会社のすべての問題は、上司の「守りの姿勢」が引き起こす。
35 本当の「問題解決」も、「結果」ではなく、「プロセス」を検証することである。
36 「なぜ、こうなったのか?」─一つひとつのプロセスの検証が、上司の本来の仕事である。
37 「現場感覚」の欠如が、「パワハラ」の温床になる。
38 会社というものは、「社員のもの」でも、「経営者のもの」でもない。
39 社員も、経営者も、会社に人生を預けてはいけない。
40 「働く若者」が稼げず、「嫉妬する老人」が稼ぐ会社に、明るい未来はない。

5章 「会社の壁」こそが、あなたを成長させる!

41 〝ヤマメ〟ではなく、〝サクラマス〟になる。
42 「自分」と「会社」の関係を見直す。
43 「会社の発想」に染まらない。
44 「愛社精神」ではなく、「ロイヤリティ」を重視する。
45 「1メートルの溝」におびえない。
46 葛藤し、模索する姿を人前でさらけ出す。
47 「疑う技術」を身につける。
48 自分が持っている「本当の力」に気づく。

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