山形浩生の単独著書第2弾!
その辛口な口調の反面、大変丁寧で明快、わかりやすい文章だ。
ケイザイと社会・文化とネットワークの荒波に
立ち向かおうとする 若人諸君。

さあ、この道場の門をたたきなさい。

   
はじめに
★いろいろ文書には遠慮や脚色がついてまわる。やがてその脚色と遠慮さえあれば、中身がなくても文書として通 るようにさえなる。それ以外見ない連中も山ほど出てくる。だから脚色と遠慮がなければ文書じゃないと思う人さえ出てくる。あなたもそういう病気にかかっているのかもしれない。でも、そんなのはホントはどうでもいいんだ。そんなレトリックにまどわされちゃいけないんだ。まず「要するに」がないと。そして、ぼくが書き散らすような雑文で、そんな遠慮も脚色もいるものか。ぼくはその「要するに」をそのまま書く。それだけの話。この本は、そんな「要するに」の本だ。
──「はじめに」より