ナショナリズムは悪なのか?
第二次安倍政権の誕生以降、中国・韓国政府をはじめ、国内の「既成左翼」勢力からも、「アベは右翼だ」との批判が巻き起こっている。安保法制の国会論議におよぶ現在もそうした声が後を絶たない。だが本当にそうなのか? 「右傾化」批判は戦後七〇年を迎える今日まで、焦土と化した敗戦以降、一度の戦火も交えることなく平和国家として成熟した民主主義と市民社会を構築してきた努力を無に帰するものではないのか? 日本を「右傾化」批判する国々がどれだけ、戦争をしてきたのか! アジア情勢と世代論から読み解く間違いだらけの戦後イデオロギーの正体!
酒井亨(さかい・とおる)
1966年石川県金沢市に生まれる。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。共同通信社経済部記者を経て、2000年に台湾に移住し、フリージャーナリストとして活動する。2005年台湾大学法学研究科修士課程修了(法学修士)。2010年度後期神戸大学大学院国際協力研究科客員教授を経て、2012年9月より金沢学院大学基礎教育機構・経営情報学部准教授に就任。専門は、比較政治学、アジア地域研究、アジア国際文化論・観光論。台湾を中心に東アジア情勢や中東の政治、経済、文化についての著作や寄稿が多数ある。近年はアニメ文化とその影響力に注目している。主な著書に、『台湾入門』『台湾入門 増補改訂版』(日中出版)、『台湾海峡から見たニッポン』(小学館文庫)、『哈日族 ―なぜ日本が好きなのか』(光文社新書)、『台湾 したたかな隣人』(集英社新書)、『「親日」台湾の幻想』(扶桑社新書)、『台湾人には、ご用心!』(三五館)、『中韓以外、みーんな親日― クールジャパンが世界を席巻中』 (ワニブックスPLUS新書)、『アジア 反日と親日の正体(イースト新書)、共著作に中嶋嶺雄・編『歴史の嘘を見破る 日中近現代史の争点35』(文春新書)等がある。

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